『停電で 休業増えて カイコ増え 首絞めつける 真綿が増える』
大震災・津波・原発事故・風評被害に加えて、仕事を失った人にしてみれば五重苦だ。悲惨過ぎる。
報道も少し落ち着いて来て、震災の報道のエリアが拡がって、「住宅が液状現象で、先の生活が見えない、砂の袋がたくさんできた」と、地割れや地盤が下がった所を見せながら嘆く女性。
液状現象といえば、ディズニーランドが被害にあって大変だそうだが、築地の移転候補の豊洲はどうなんでしょう??。
一方、福島からのニュースは毎日毎日、一難去ってまた一難。
火曜日に水前寺清子さんが久しぶりに復活したNHKの歌謡番組で"三百六十五歩のマーチ"を熱唱していた。
被災地のみなさんを励ますと、『三歩進んで二歩さがる〜』と。
「こんな時、東京電力ばかりを責められないが、痛みはいつも庶民ばかり、エリートと政府にまた、裏切られた」と、知人から嘆きのメールが届く。
「きっと良くなる、前よりきっと良くなる」と期待した新しい政府も、人材不足なのか、不馴れでやむを得ないのか、もう少し我慢すればなんとかなるのか、それこそ"液状現象"で、泥と砂ばかりが浮いて来て、地盤が基礎から揺らいで傾いた。
それでも、頼るのは時の政府、指導者である。
私達はやっぱり「やれることをやろう」なんだけれど、買い占めっとなに〜!?。簡単に責められないが、水とかトイレットペーパーとか、そんなんじゃなくて、"朝開き"や"なんぶ美人"などの東北のお酒をどんどん買い占めてくだされ。一年分買ったらそれはもう、被災地は元気が出ます。
そして、もう少し地位とかお金が欲しいじゃなくて、本気で『世のため他人のために我が人生を賭ける』と言う政治家は出て来ないのか。
ここまで打ちのめされてしまった、かつては技術と生真面目さを誇った我が国、日本。
今こそ価値観を変えてのリセットのチャンスなのだと思う…。
『頑張ろう!』 目