夜中の3時に起きて、意識してテレビのスイッチを入れないで、何もなかったように、“インストラクター養成講座”の資料づくりの続きをする。
バナナが入り、クルミとレーズンを乗っけたヨーグルトをいただく。
昨日はさすがに参った!
テレビでは震度3とか言っていたけれど『絶対5か4強だ〜!』
本はバラバラ落ちるし、天井から吊した部屋の照明は揺れる。
パソコンに何かあってはいけないと、気にしつつ、丸めたカレンダーでその天井からのライトを押さえつつ、プリンターを乗せてある棚を押さえる。
『長い!。まだかまだか』が続き、余震が何度もやって来る。
テレビは宮城の津波を映している。
『うわ〜、スゲェ、怖い!オーッ!』思わず叫んでいる自分。
何台もの車と建物がブルーのコンテナと共に簡単に流されて行く。
家が・・・ホコリの煙をあげながら簡単に流されて行く。あっという間にビルの2階まで水が巻いている。逃げ惑う人。
横倒しになって流される船、大きな大きな渦の中でもがく船。
災が上がる。ガスタンクと思われる丸いタンクがいくつも並んでいる所が燃えているようだ。
石油コンビナートも炎に包まれている。
とても映画では作れない、再現できない、凄さだ。怖い!寒気を感じる。
画面には常にスーパーが流れる。
『新幹線も地下鉄も不通。飛行場は閉鎖、高速道路も通行止め。』
仕事で長野に居なければいけないのだが、帰れないので、渋谷の床屋に自転車で行く。
家から飛び出して驚いた。
普段、この道ではあり得ない車の渋滞。方向は皆同じ。幹線道路への抜け道にしたようだ。
幹線道路は歩く人・人・人。車道に人がはみだして歩いている。もちろん道路の車は動かない。
人と車の間をぬって、やっと床屋に着く。
『今日は終りにしました』。 『え〜っ、なんでよ!』。
当たり前か、お店のスタッフは家に帰れないかも。被災地では命を落としている人がいる。しかも災害は続いている。救援はまだ届いていないのだ。
『床屋に行った』なんて他人に言えないナ。 目