「ぽかぽか日 甘酒片手に 蕾見る」
今日は「てまえみそ」の最終作業で味噌の仕込み。煮た大豆を潰し、米こうじと天日塩を混ぜる作業。
その昔、私が子どもだった頃の味噌仕込みは、まず味噌玉づくりがあり、味噌玉を寝せておく行程があって、その味噌玉が自ら発酵(青カビが生える)したものを洗い、刻んで、少しの麦か米こうじと塩を、木製の桶に仕込んだ。
お米がとても大切で、週に三・四食は粉モノ(うどん、ソーメン、すいとん)やそばを食べてつないでいた時代。そんなだからこの講座のように一年で、しかも美味しいと言われる十割(大豆と米こうじの量の割合が一対一)などは考えられなかった。(今日の"おこびり"に出たあったかいおにぎりと去年仕込んだ味噌とたくあんは格別だった)。
こうじを摘んで、「そうそう、その日は甘酒をのんだなぁ」。手伝いに来てくれた近所の女性はみんな割烹着姿だったなぁ。その下は和服で…。昔を懐かしんだ一日だった。 目